春キャベツと冬キャベツって、
具体的にどんな違いがあるんでしょうか?
収穫時期以外にも、栄養や味に違いがあるのか分からないですよね。
出来れば見分け方も知っておきたいところ。
そこで今回は、春キャベツと冬キャベツの見分け方や、
それぞれの違いと食べ方を紹介します。
春キャベツと冬キャベツの見分け方
スーパーなどで見かける、年中販売されているキャベツこそ、
実は寒玉(かんだま)と呼ばれる品種の冬キャベツだったんです。
形は楕円形(だえんけい)でズッシリとした重みがあり、
色は薄緑で芯に近づけば白っぽくなっています。
また、葉の一枚一枚がしっかり巻き付いていて、
硬さもあるのが一般的なキャベツである寒玉の特徴。
このキャベツはもともと冬にしか収穫できない、
いわゆる冬野菜の一つだったんですが、
品種改良などを重ねて、冬以外でも採れるようになったんですよ。
一方、春キャベツは春系キャベツとも呼ばれており、
その名の通り、3月~5月頃に旬を迎えるため、
春時期しか食べられません。
特徴としては、冬キャベツに比べて小振りで丸みのある形をしており、
葉っぱは冬キャベツほどしっかりした巻きではなく、
一枚一枚が薄くて軽いんです。
そのためキャベツ自体も重さは軽め。
食感も柔らかく、色は黄緑色をしているんですよ。
そして、1年間ずっと流通している冬キャベツよりも価格が高く、
1玉200円以上のお値段。
確かに春キャベツって、普通のキャベツと違って、
柔らかいっていうイメージがありましたが、本当だったんですね。
冬キャベツと春キャベツを見分ける場合は、
形と重さと葉の硬さに注目するといいですよ。
楕円形で重くて葉がしっかりと硬いのが冬キャベツで、
丸っこくて軽く、葉が柔らかいのが春キャベツです。
見分け方を覚えておけば、春の時期に春キャベツを買おうと思って、
間違えて冬キャベツを買ってしまう心配もありませんね。
春キャベツと冬キャベツの栄養の違いはある?
春キャベツも冬キャベツも栄養はほとんど変わらないため、
どちらを食べてもとても体にいいんですよ。
ただ、やっぱり季節ごとに旬の野菜を食べるのが体にいいとされています。
そのため、出来れば春にはその時期しか食べられない、
春キャベツを食べるようにすると良いですね。
普通のキャベツである冬キャベツは、
1年中食べられるんですが、
春キャベツはいわゆる期間限定なので、
逃すと1年先までチャンスが回ってきませんよ!
春キャベツは煮込み料理に向かないの?
春キャベツは葉が軽く柔らかいのが特徴なので、
ロールキャベツやスープなど煮込み系の料理には不向きなんです。
加熱し過ぎると、春キャベツはクタクタになってしまい、
食感も楽しめなくなってしまいます。
ロールキャベツなどキャベツを使った煮込み料理を作る時は、
なるべく普通の冬キャベツを使うようにしましょう。
餃子やお好み焼きの具に使うのも、
普通のキャベツの方が向いています。
春キャベツを調理する場合は煮込みよりも、サラダかおひたし、
パスタの具材にするのがおすすめ。
特に春キャベツって、柔らかい食感と甘みのある味が特徴なので、
生で食べるのが最も適しているんです。
しかも、春キャベツや冬キャベツに限らず、
キャベツは生のまま食べた方が、
栄養を全部摂取できるんですよ。
キャベツには食物繊維の他に、
数種類のビタミンが含まれています。
でも、ビタミンの多くは熱に弱く、
加熱すると消えてしまうんですよね。
そこで、熱を通さず生でキャベツを食べることで、
栄養をしっかり摂ることが可能。
ということで春キャベツはぜひ、
生で美味しく食べるようにしましょう!
キャベツ一玉を食べきるのって結構大変な家庭もありますよね。
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まとめ
年中スーパーで売られているキャベツは、
寒玉という冬キャベツで、楕円形をしており、
葉が硬くずっしりと重いのが特徴。
そして春キャベツは丸くて軽く、
葉も薄く柔らかい食感なんですよ。
春キャベツはそのまま食べるとより美味しい反面、
ロールキャベツなど煮込み料理には向かないので、
生や軽く炒めて食べるようにしましょう。
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