お正月には多くの人が神社に初詣に行き、賑わっている様子がテレビに映しだされます。
また、毎年初詣に出かける人も多いと思いますが、お札をもらってきても、飾り方や包み紙の取り扱いに迷いますよね。
昔と違って正式な取り扱いを知っている人も少なくなっていますから、聞きたいと思っても聞けません。
神社からいただいてきたお札を粗末に扱ったり、間違った取り扱いをしたら罰が当たりそう、なんて心配になります。
そこで、神社のお札の意味や正しい飾り方他、包み紙の取扱いなどをご紹介します。
神社のお札の包み紙は捨ててもいい?
神社でお札を買うと、紙袋に入っていたり、「薄様(うすよう)」という包み紙に包んであることもあります。
神社によっては紋の透かしが入っていますから、キレイな薄様を捨てたら罰が当たりそうですよね。
しかし、薄様はお札が汚れないように包んである物ですから、捨てても大丈夫です。
氏神様にお焚きあげをお願いする人もいますが、氏神様が近くになかったりその方法もわからないことも多いですが、そこまで気にする必要はありません。
ただ、神社からいただいてきたということで、どうしても気になるようなら、塩を振りかけて「お清め」をして捨てればいいでしょう。
あくまでもお札を包んでいた「包み紙」であり、大事なのはお札と思えば気になりませんから、普通にゴミの日に出すか、古雑誌と一緒に出してかまいません。
中には、買ったそのときに袋をお返しする人もいますが、その方法は無駄にならないし、捨てて気が咎めるようなことがないのでおすすめです。
神社のお札の袋に書かれている「上」の意味
神社でお札を買うと、袋「上」という文字が書いてありますが、意味は「つつしんで、ささげます」という意味があります。
ちなみに、結婚式や葬式やお供え物などの熨斗袋(紙)に「上」と書く人がおりますが、このように書くのも正しいマナーです。
特に、金品などを、誰かに贈る場合に「どのように書いたらいいのか、迷ってしまいますが、その場合も「上」と書けば問題ありません。
神社のお札の飾り方は?
神社や寺院で買ってきたお札は、神棚があれば神棚に飾ります。
神棚がない場合は、床の間やタンスの上などの高いところで、できれば南むきかあるいは東向きにしてお札を立てかけます。
粗末にならないところに置いて、置くときにはキレイな白い布や和紙など敷くとなお良いです。
基本は「明るく清浄な場所」「目線より高い場所」ですから、最低これだけは守ってください。
また、ホームセンターなどに行くと簡単な簡易神棚が売られていますから、それを買ってきて置くのもおすすめです。
今現在人気のある神棚は、次のようなものがあります。
・鳥居付き お札立て(神棚)
|
組み立て式のコンパクトな神棚で、タンスの上に置くことができますから、本格的な神棚を置きたくてもスペースがない人に喜ばれています。
組立時のサイズが書いてありますから、確かめてから注文してください。
しめ縄までついているので清々しい気分になれると好評です。
ひのき神棚 袖付
|
神棚の袖付の袖とは神棚の脇に張り出している飾りのことで、豪華さを出すために付けています。
「お札は箪笥の上などに飾れば問題ないと言っても、神棚を買ってお札を入れたら、やはり気持ちが落ち着きす」という口コミも。
簡易神棚(札差し)
|
いわゆる神棚というより、合格祈願とか安産祈願でいただいてきたお札をそのまま飾るのは気が引けるなぁ・・・という場合にシンプルで使いやすそうです
また、一般家庭で神棚があってもお納めきれない大きなお札を入れるときにも便利に利用されています。
桧(ひのき)で作られていて、壁に掛けられるように、壁掛け穴が付いています。
お札は粗末にならないところに置けば問題ないのですが、しかし、神棚に置くとなんとなく気持ちが落ち着きますから不思議ですよね。
おわりに
昔からの日本のお正月の風物詩ともなっている初詣を、毎年楽しみにしている人も多いことでしょう。
買ってきたお札の正しい取扱い方を知っていると、心配したり迷わずにすみますよね。
ちなみに、初詣の時には、神社で破魔矢が売られています。
「魔除け」や「その年の幸運を射止める」とされる縁起物として初詣で売られている破魔矢処分法に迷っている人も多いと思いますが、破魔矢は翌年の初詣の時にお礼をかねて奉納するのが良いとされています。
初詣に神社に行くと「古神札奉納所」があり、山のように古い破魔矢お札が詰まれていますから、そこに古い破魔矢をおきます。
古神札奉納所の近くにはお賽銭箱が置いてありますから、気持ち程度の金額を御賽銭箱に入れます。
もちろん、古くなったお札も持って行ってそこに置くといいですね。
また、遠くの神社で買ったとか、買った神社に持って行くことができない場合は近くの神社に持って行ってお返ししても問題ありません。
コメント