炊き込みご飯をお弁当に入れるのって、
やっぱり傷みやすいからやめておいた方が良いんでしょうか?
でも保冷剤を添えておけば、炊き込みご飯であっても、
腐ってしまうのを予防できそうです。
そこで今回は、炊き込みご飯はお弁当に入れるのはやっぱり危険なのか、
どんな条件で傷んでしまうのか、また腐らないようにするコツを紹介します。
炊き込みご飯弁当は腐るからダメ?
炊き込みご飯は腐りやすいため、
お弁当に入れるのはあまり向いていないんですよね。
前日にたくさん炊いた炊き込みご飯の残りを、
翌日のお弁当に入れるということもあるでしょうが、
その場合には腐らせないように注意が必要なんです。
というのも、炊き込みご飯は普通の白いご飯に比べて、
水分量が多いから腐りやすくなります。
炊き込みご飯って、鶏肉とかきのことか野菜とか、
色々な具材が入っているため、水分が増えます。
水分が多いと雑菌が繁殖しやすくなるので、
炊き込みご飯は腐りやすいといわれているんですよ。
お弁当ってなるべく水分をなくしたほうが良いので、
煮物を入れる場合も、しっかり煮詰めて水分を飛ばすのが正解。
生野菜も、水洗いしたらキッチンペーパーなどで、
十分に水気を拭き取る必要があるんです。
ところが炊き込みご飯だと、具材や調味料が入るため、
水分量も増えていくので、常温で持ち歩いたりすると、
とっても傷みやすくなるんですよ。
もちろん水分が多い以外にも、お弁当を作るうえで、
料理を腐らせてしまう条件があります。
お弁当が傷む条件とは
お弁当作りをしていく中でぜひ知っておきたい、
お弁当が傷んでしまう条件をまとめました。
食材を十分に加熱していない
食中毒を引き起こす菌を消すには、
食材を十分に加熱することが大事。
特に肉や卵などは、加熱が不十分だと、
サルモネラ菌やカンピロバクターなどの菌が潜んでいます。
季節を問わず、しっかり加熱調理をしてくださいね!
もちろん肉類はお弁当ではなく家庭内で食べる場合でも、
しっかり焼くことが基本ですよ。
常温で保存してしまう
お弁当は常温でおいておくと雑菌が繁殖し、
傷んできてしまいます。
雑菌は15℃~40℃の温度が一番快適に過ごせる環境なので、
料理を常温で置いておくのはとっても危険。
前日にお弁当のおかずを作っておいた場合は、
しっかり冷蔵庫に入れて冷やしておいてくださいね。
また、お弁当を持ち歩きする時も、
保冷剤や保冷バッグを使って冷やしておきましょう。
特に梅雨から夏場は雑菌にとってすごく快適な時期なので、
お弁当作りや保存はいつも以上に慎重になると安心です。
私もお弁当を作って通勤していた頃は、
保冷剤を2個使い、お弁当の上下を挟むようにして冷やしていました。
ご飯やおかずを熱々のまま弁当箱につめる
炊き立てご飯や作り立ておかずをそのまま、
お弁当箱に入れてしまうのは危険。
熱々の料理から出た水蒸気で水分も出てしまうため、
お弁当箱の中は高温多湿になり、
雑菌にとってはものすごく繁殖しやすい状況になっていきます。
ご飯もおかずも、十分に冷ましてから詰めるようにしましょう。
料理を素手で触ってしまう
お弁当を詰める時は出来るだけ、
素手ではなく菜箸などを使いましょう。
そうしないと、いくらしっかり加熱したおかずであっても、
手に付着した雑菌が移ってしまいます。
特に手に傷口がある人は要注意!
傷口には黄色ブドウ球菌が潜んでいることが多いので、
お弁当にそれを移してしまうかも知れませんよ!
おにぎりを作る時もラップを巻くと安心。
もちろん、お弁当作りをする際は、
手指をよく洗っておき、調理器具なども清潔にしておきましょう。
生ものと調理済みの食べ物で調理器具を使い分けない
生魚を切った包丁でそのまま焼いたおかずを切ったり、
生肉をつまんだ菜箸で料理をお弁当箱に入れてしまうと、
せっかく加熱調理しても、また菌を移してしまうことになります。
調理前と調理後の食べ物は、調理器具をしっかり使い分けましょう。
炊き込みご飯は保温ジャーで持って行くのがおすすめ
お弁当に炊き込みご飯を持っていきたい場合は、
十分に冷ましてからお弁当箱に詰め、
食べるまでは保冷剤をしっかり当てて冷やすのがベスト。
もしくは、スープなどを温かいまま入れておくのに使う、
保温性のあるジャーに入れて持っていくのもおすすめ。
ただし、保温性のある容器を使う場合は、
事前にしっかりと沸騰させたお湯で温めておきましょう。
すると保温ジャー内の温度は65℃前後に保たれるので、
中に入れた炊き込みご飯がホカホカのままですよ。
65℃前後の温度だと、雑菌も繁殖できないので、
とっても安全に炊き込みご飯を持ち運べます。
ということで、炊き込みご飯をお弁当に持っていきたい場合は、
しっかり冷やした状態にするか、
保温ジャーで高温のまま持ち運ぶのが良いんですね!
まとめ
炊き込みご飯は具材が多い分、
水分量が増えて傷みやすくなっています。
でも、しっかりと粗熱を冷ましてからお弁当に詰め、
保冷剤で食べるまで冷蔵保存をしておけば安心ですよ。
もしくは、熱湯で温めた保温ジャーに炊き込みご飯を入れてもOK!
食中毒を引き起こす菌は、15℃~40℃で繁殖するので、
お弁当はこの温度で保存をしないように注意しましょう。
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