夏になるとよく食卓に上がるようになるオクラ。
我が家も子供たちが好きなので、よく食べます。
ただ、オクラはあまり日持ちしないんですよね。
だとしたら、冷凍すればいいような気がしますが、栄養素が失われてしまうのではないかという心配もあります。
そこで、オクラを冷凍することについて詳しく紹介しますのでご覧ください。
オクラは冷凍すると栄養素は失われる?
一般的に冷凍すると栄養素が失われるイメージがありますが、実は、オクラを冷凍することでは、栄養素が失われることはほとんどないんです。
でも、冷凍したオクラを解凍すると、水分と一緒に水溶性の栄養成分が流れ出てしまいます。
では、その水溶性の栄養成分にはどんな成分があるのでしょうか?
ガラクタン
水溶性の食物繊維で、摂りすぎても脂肪にならず排出される為ダイエットにも効果的です。
その他、免疫力アップ、がん細胞の抑制、ウィルス性の病気の予防、認知症予防など、さまざまな効果があると言われています。
ペクチン
これも水溶性食物繊維のひとつで、整腸作用を促しコレストロールを排出する作用や便秘や下痢の解消、大腸ガンを予防などの効果があると言われています。
ビタミンC
コラーゲンの生成には不可欠な栄養素で、抗酸化作用もあり、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。鉄の吸収を良くしたり、ストレスへの抵抗力を高めるなど、美容と健康にはとても大切な役割を担っています。
これだけの栄養素が、解凍時に流出してしまうので、冷凍方法や解凍方法に注意が必要になります。
これが、市販の冷凍食品のオクラだと、旬の時期に収穫して急速冷凍していることから、オクラ独特の風味と粘りが生きていて栄養成分の流出もほとんどありません。
ですから冷凍商品を活用されるのもいいですよね。
個人的にはニチレイフーズの「そのまま使えるきざみオクラ」が、安心でおすすめです。
おくらの栄養素が失われない冷凍保存法
では、栄養素をできるだけ逃がさないようにするためには、どのように冷凍するのがいいのでしょうか?
答えは“茹でてから冷凍する”です。
その方法を詳しく紹介します。
①下処理をする
・ヘタの部分にあるガクの部分を包丁などで皮を剥くように削り取る。
※切り落とさない事!
・少量の塩でオクラをこすって産毛処理をする。
②15秒程度熱湯で茹で、ザルにあげて粗熱を取る。
※茹でた後オクラを冷水にさらさない事!
③フリーザーバッグに重ならないように入れ、空気をしっかり抜いて冷凍庫に入れる。
カットして冷凍保存する場合は、使いやすい形状に切ったら、小分けにしてラップで包みフリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。
※小分けにしておくと、後で使う時に簡単に取り出せて便利です!
次に解凍の仕方です。
前日に冷蔵庫に移して自然解凍するのがベストです。
それは自然解凍の方が水分の流出も少なく味や食感が保てるからです。
解凍する時間がない場合は、電子レンジで解凍してもOKですよ。
生解凍キーがあれば、それで解凍するといいです。加熱しすぎないよう注意してくださいね。
火を通す料理に使うのであれば、冷凍のまま鍋に入れてしまいましょう。
炒め物や汁物には凍ったまま使っても、風味は損なわれず美味しく食べられます。
オクラの冷凍庫での保存期間はどれぐらい?
オクラは、そのままだとあまり日持ちしません。
冷蔵庫の野菜室で保存しても、3~5日ほどしか保存できず、シナシナになってしまいます。
それが、茹でてから冷凍保存しておくことによって、1か月くらいは保存が可能になります。
我が家のおすすめオクラ料理を紹介します。
オクラの和え物
自然解凍したオクラを輪切りにし、すりおろした(さいの目切りでもいいですよ)山芋と納豆を混ぜ合わせます。
納豆についているつゆだけでは足りない時は、めんつゆを足します。
オクラのおかかポン酢
自然解凍したオクラを輪切りにして、ポン酢とかつお節で和えるだけです。
味噌汁に入れる
カットして冷凍したオクラを、そのまま味噌汁に入れます。
参考までに・・味噌を前に入れる前にオクラを入れたら、粘りのせいで味噌が溶けにくくなってしまったので、私はオクラは味噌の後に入れるようにしています。
まとめ
栄養豊富で健康効果もあるオクラ。
傷みやすいのが難点ですが、冷凍保存することで1カ月程度は安心して使うことができます。
大量にある場合などは、一部を茹でて丸ごと冷凍、一部を茹でてスライスして冷凍、など工夫して冷凍保存しておくことをおすすめします。
保存をしっかりして、おいしく食べましょう!
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