「赤いクワガタ」と言われている虫の正体ヒラズゲンセイ。
見た目は赤くて、クワガタっぽくて子供ならついつい触ってみたくなりそうなフォルムです。
でも注意!毒があるんですよ。
ということで、今回は赤いクワガタと呼ばれるヒラズゲンセイの特徴をお伝えします。
見付けてもくれぐれも注意してくださいね。
ヒラズゲンセイの特徴 大きさや体調など
クワガタがトレンドに?と思ったら「クワガタのような」赤い昆虫、ヒラズゲンセイのことでした。ヒラズゲンセイは甲虫類とはいえ、クワガタムシ科ではなくツチハンミョウ科。じゃぁ、ハンミョウのなかま?とお思いになるかもしれませんが、ハンミョウはオサムシ科。名前が…https://t.co/3vGf64XhX4
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ヒラズゲンセイの成虫は2,3センチほどです。
見た目赤くてクワガタのような大あごがあることから「赤いクワガタ」と呼ばれているが、ツチハンミョウ科の虫でクワガタとは違う虫ですよ。
6月上旬から7月中旬ぐらいにうろうろしているようです。比較的短い期間ですのでその間に見付けた場合はそっとしておきましょう。
ヒラズゲンセイが生息する場所は
クマバチに寄生をするので、クマバチの好きな桜や、ヒラズゲンセイの住みかが古い木造家屋なのでそのあたりにいると言われています。でも結構いろんな場所にいるらしい。
ヒラズゲンセイには毒がある!
体中の体液に毒があるので触ってはいけません。特に、体の柔らかいところに体液が付くと水ぶくれやかぶれたりします。
皮膚についてかぶれたり水ぶくれになると半年ぐらい跡が残ることもあるんだそうです。
絶対触らないようにしましょう。特にお子さんには注意が必要ですね。
ヒラズゲンセイの生息場所は?
もともと近畿地方にはいない虫ですが、最近は温暖化の影響もあり北上してきました。
1976年に和歌山で発見
2009年京都市伏見区で発見
2012年栗東市で発見
現在北限では京都市南丹、大津市近江八幡で発見されていて、今回は大津市の旧志賀町付近の住宅街で発見されたのがニュースになっています。
ヒラズゲンセイは飼育はできません!なぜなら絶滅危惧種だから
ヒラズゲンセイを見つけたら毒があるので決して触らないようにしてくださいね。
特に子供にとっては赤い虫なんてとっても魅力的ですよね!そして虫を見つけると飼いたがる・・・
ですが、ヒラズゲンセイは絶滅危惧種にも指定されていますので、飼うことができません。
また大阪自然史博物館の方がヒラズゲンセイを見つけたら「#ヒラズゲンセイ」でつぶやいて写真などもアップしてほしいそうですよ。
なお、ニュースに登場されている大阪市立自然史博物館の初宿成彦さんによるヒラズゲンセイのページはこちら?https://t.co/jNWVJzrivs 私ども東京動物園協会が発行していた昆虫雑誌「インセクタリゥム」の記事も参考文献として挙げられています。
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まとめ
ヒラズゲンセイって米津玄師に響きが似ていると話題になっています。
くれぐれも毒があるので触らないようにしてください。でも何もしなければ襲ってきたりはしないということなので、見つけたらそっと離れれば問題ありません。
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